novel
□そのままで
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「阿部ってさー服着てるとわかんねえけど意外とがっちりしてんのな」
○そのままで●
「は?あぁ体な」
すっと自分の上半身に手をあてて、そりゃ捕手だからなと付け加える
部活後の部室、阿部と泉は着替えの途中で、アンダーシャツを脱いだ阿部を泉はじぃっと見つめていた
「いいなー」
見ろよコレと言いながら自分のアンダーシャツを脱ぐ
「ふーん、ガリガリ」
泉を見た阿部は見たまんまの感想を述べてニイっと口元を上げた
「んだよ、なんか可笑しい?俺は阿部みたいになり…っ!」
言い終わる前に阿部は泉をロッカーに押し付け、手を掴み身動きをとれないようにする
「阿部っ!?」
泉の首筋に顔を埋めキスをした
「ん…ちょ、あとつく…」