スクランブルマイライフ
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どうしよう、やってしまった!
靴までとぶなんて予想外だ
やっぱり今日は厄日なのかそうなのか!
「ねぇ…この靴、君のだよね?」
そういって私の靴を顔の前で持ち上げ靴を履いてない方の足を指差す無重力ヘアーの人
口は笑ってるけど
目が笑ってない!
『ごめんなさい、ごめんなさい!わざとじゃないんです!』
「そんなの当たり前。こんな事わざとされたらそれこそ二度と明日の朝日が拝めないようにしてるよ」
『そ、そうですよね!』
恐っ!!
こんな人といつまでも関わるなんてごめんだ
私としては早いとこ許してもらってさっさと帰りたい
『あ、あの、本当にごめんなさい!』
「うーん、俺としては許してあげたいんだけどね。それじゃあ俺のプライドに傷がつくから困るんだ。」
分かるよね?と同意を求められた
でも
ごめんなさい、分かりません
ぶっちゃけあなたのプライドなんて私にはどうでもいいです
…ってかどんだけだ
あなたそんなに偉い人だったんですか!
『じ、じゃあどうしたらいいですか?』
一応聞いてみたけど何故だろう
嫌な予感しかしない!
一層増した読めない笑顔。
(そうだ、お前今から俺の下僕ね)(は、え?えぇぇぇぇ!!!?)(煩い)