Daily-Glue.

□12.モップでホッケー
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タメ無しで、物凄い音…。

ルキアが素早く反応して、体育館の裏倉庫から顔を出す。
乱菊と私は、少し遅れて、ルキアと同じ態勢をとった。


…体育館をいっぱいに使った、ホッケー大会が開催されていた。

スティック→モップ
ボール→紙を丸めたやつ

超庶民的。


「何をやっておるのだたわけども!!!」

ルキアが驚いた顔で叫んだ。

「何って、なぁ」

一護が、あっけらかんとした顔で頭をかく。

「御覧の通り、掃除をしている」

…日番谷、よくそんなにぬけぬけと嘘が言えるわね…。

「あらぁ?修兵に、石田も」

乱菊が、目を丸くする。

「皆で揃ってこの体育館をきれいにしようとは、良い心がけだな」

ルキアが心の底からさわやかな笑顔で言う。
でも私はこの笑みの内側に隠された殺意を、一生忘れない…

「すぐに後悔させてやるぞ」

と、呟くルキアの声が、ばっちり聞こえていたから。


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