Daily-Glue.
□7.VIVA★夏合宿
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…合宿場に選ばれたのは、郊外の閑静な(山中の)別荘街。
沢山立ち並ぶ別荘の2割は公営で、そこを借りるらしい。
「鈴平、雛森がA2クラスで、松本に朽木はB1。日番谷はV2で、…石田はV1」
バスの中で、数学のオッサン…(ニックネームは)黒雲母が、延々と塾生のクラス分けを読み上げていた。
ちなみにクラスのランク付けは、上から順に
V1〜2、A1〜3、B1〜3、C1〜3。
私は、ギリで上のほうに食い込んだわけだ。
…でも、桃と同じクラスになるとは思わなかった。
通常授業では、私はSクラスで桃はその一つ下のクラスにいる。
きっと、夏の間で頑張ったんだろうなぁ…。
でもって、石田。石田雨竜は案の定、TOP入りしてる。
普段、塾で私と同じクラスにいるなんて、信じられないよ。
偏差値70前後だなんて。神だよ、神。
バスから降りて、乱菊、ルキア、そして桃と私の4人で昼食を摂りながら、私達はひたすらそんな話をしていた。
30分後には、早速理科の授業が入る。