Daily-Glue.

□15.一週間ちょっと
1ページ/3ページ

気が付いたら2学期も終わって、冬休みに突入。


2学期が終わった…ってことはつまり、今の班も解散ってこと。
ってことはもう、私は日番谷や一護達とあんな風に話せないってことかな。

乱菊やルキアとは、違う班になっても話せるはずだけど、何でかな、少し寂しい、かも。



ぼんやりと、そんなことを考える私。




で、年が変わって、既に2日が経っている。それで私は11日に受験が始まる。
塾の先生に、西日本のとある県にある全寮制の難関校受験を勧められて、承諾したんだ。
…その計算で行くと、ほら、受験まで一週間ちょっと、なんだけど。

緊張感が無さすぎる自分。しかも2学期の班のことを考えるなんて。

このままじゃ、何処にも合格できないんじゃない?
…なんて、縁起でもないことまで思ってしまう。

「ああ!!もう!!!」

叫ぶなりシャーペンを上に放り投げ、私は部屋を出た。
父さんも母さんも、他の兄弟も皆祖父母宅に帰省してるから、実質私は期間限定で一人暮らし。
つまりは最低限の常識を守りさえすれば、叫ぼうが発狂しようが、構わないって話。
勉強もしたい放題だし、冷蔵庫の中のものも食べたい放題。ロクなの入ってないけど。


…でも何だか、どうしても勉強する気になれなかった。

だから私は近所のコンビニで、しばらく時間を潰すことにした。


次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ