The Viorent Wisdom〜A Plotter Of the Reverse

□初中級の大虚
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翌日。
空座第一高校1年3組の教室。
3時間目・現国の時間だった。

一護もとりあえず真面目に授業を受けている…というのはあくまで建前で、
実際は机の陰に携帯を隠して、ルキアとメールのやりとりをしていた。
その文面を、一部紹介しよう。

From一護
どうしておかしいんだ?
Fromルキア
そんなことも分からぬか。
最近は下級虚の出現が減少しているが、それと反比例して大虚の出現率が増えておろう?
これが普通でないことぐらい、貴様にも分かるだろう
From一護
とは言ってもよ。
今日はまだ一体も出ていねえじゃねえか
Fromルキア
こういう日は珍しい。
今日何事も無いとしても明日、その分沢山出るであろうな。
From一護
確かに最近は大虚が多い気もするな。
でもすぐ対処できているし、
心配することも無いだろ
Fromルキア
今は、な。
じきにそう一筋縄ではいかなくなるぞ。
今、技術開発局に調査依頼を出しているのだが…

一護が、そこまで読んだとき、ヒュッ、と何かを投げる音がして、
…一護の顔面に、チョークがジャストヒット。

「うぶおっ!?」
「くぅーろーさぁーきぃぃぃー」

半端じゃない殺気を感じ、顔を押さえていた手をどけると…。
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