The Viorent Wisdom〜A Plotter Of the Reverse

□Prologue
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尸魂界・静霊廷。
十番隊隊舎門の前に、一人の小柄な死神が立っていた。 彼女の名前は雛森桃。五番隊の副隊長である。

「ごめんくださーい。五番隊の、雛森でーす」

何度か門をたたくと、「十」の文字が施された門がゆっくりと開き、中から一人、死神が出てきた。
彼は雛森に会釈し、門を開いた状態で固定した。

「雛森五番隊副隊長様。本日はどのようなご用件で?」

雛森は、手にぶら下げていた小さな風呂敷包みを、胸の前に掲げた。

「ええ。日番谷君に、ちょっと、用事があるの。」

そう言って、にこっと笑った。
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