訓練所

□牡羊座×天秤座
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ごろうほう

デスマスクの襲撃後。

「老師…お怪我はありませんか?」

「ムウよ、何故助太刀に来た。わしがデスマスクに殺られるとでも思うたか?」

「そ、そのようなことはありません。今や黄金聖闘士の最高位と皆に思われているのは老師です。危険が迫ったと知って駆けつけるのは当然かと。」

とは言ったものの、正直な所、ムウには天秤座の黄金聖闘士が他の黄金と同等の力を持つとは到底思えなかった。
確かに長寿に比例した膨大な知識はあるかもしれないが、

《やはり、外見が…》

童虎の背はムウの腰程までしかなく、肌の色も紫がかっていた。261歳という年齢を考えれば当然かもしれないが…今にも死にそうだ。

「ホッ。ムウよ。思うとる事が顔に書いてあるぞ。まだまだ青いのう…」

ホッホッホッと童虎は笑っている。

「…なんのことだかわかりかねます。」

ムウは表情を読まれて顔を赤くした。
老師相手だといつも調子が狂う…

「ホッ。もはやわしは妖怪みたいなものじゃからの。皆思うとることじゃ。気にするでない。」

童虎の表情は全く読めない。髭に覆われ、しわだらけな顔は何を考えているのかさっぱりわからなかった。

「………敵いませんね。昔、母に言われたんですよ。年長者を大切にしろと。ただそれだけです。…私はそろそろ失礼しますよ。」

この妖怪…もとい老師の相手をまともにしてたら疲れるだけだ。ムウは半ばやけくそになっていた。


「ホッホッ〜久々ににぎやかだったので浮かれてしもうたわい。年寄りに付きあわせてしもうて、すまなかったのう。」

この時、ムウは童虎のしわしわな瞳に少しの寂しさを見た気がした。


「・・・こちらこそすみませんでした。老師に失礼なことを。」

「いや、楽しかったぞ。たまにはこういうのも良いものじゃな。感謝するぞ、ムウよ。」

そう言って笑う童虎を見てムウは、この人にはもっと長生きしてもらいたいと漠然と思うのだった。





つづく




ムウ×老師ww
になってないか(^^)

…羊よ、老師に対して失礼すぎだ。

全国の童虎ファンとムウファンに土下座します…orz
すみませんでした〜ちょっと書いてみたかっただけです。
ミソペサ解除?前の老師は童虎と呼んでいいのかな…と心配になった。シオン以外どーこって呼んでないからな〜。

続きはちゃんとムウ×童虎になる予定…
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