みそにこみ

□雑文
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カミュシュラのつもりなんだけど、グダグダで何かう〜ん。
できてる設定で。

「妙に静かだと思ったら、いつの間に、皆出払っていたのか」
磨羯宮を訪れたのは、隣の宮の主カミュであった。
「ああ、ミロたちはアテネの年越し祭で、ムウたちはアテナとモチツキという作業を行っている」
「そうか」
『たち』と一くくりにしているが、それで通じるということは、普段つるんでいる者が大体同じメンツということでもある。
そしてこの男『たち』はというと
「もうこんな時間か。シュラ、そろそろトシコシソバの準備をせねば」
「そうだな、もう少しで終わるから、湯を沸かしておいてくれ」
「わかった。オセチはここに置いておくから、後で分けよう」
カミュの弟子である青銅のために、日本の伝統料理『オセチ』を作っていた。
新年の挨拶に来ると言っていた弟子に、もてなしの心で応えようとカミュは決めた。恋人を道連れにして。
「付き合わせてすまないな」
「いや、別段することもなかったから構わない。味はこんなものなのか」
「ああ、いい感じだ。ありがとう」
「蕎麦はアテナたちへ届ける分もだったな」
「アルデバランもいるから大変な量になるな」
たいそうな量の蕎麦をゆでて、さらに出前のような仕事をやってのけ、二人が磨羯宮に戻ったのは年越し後であった。
「あけましておめでとう」
「ああ、あけましておめでとう。年越した蕎麦になったが食べるか」
「普通に年明け蕎麦でいいんじゃないか」
「それもそうだな。あ」
カミュがじっとシュラの顔を見つめる。よくあることだが、いつになく唐突だ。
「何だ」
「髪にゴミがついている。取るからそのままで居てくれ」
「わかった」
「目を閉じてくれ」
「ゴミは髪じゃなかったのか」
「目を閉じてくれ」
この時点でやっと、キスがしたいんだなと、シュラは気づいた。
「……わかった」
案の定、体温の低いカミュのひんやりとした唇が重なってきた。
「今年の初キスはいただいたぞ」
「初も何もお前以外とはしない」
シュラのその発言に気をよくしたのか、カミュは強気に出る。
「この調子で姫始めだ。蕎麦を食べたらしよう」
一体どの調子なんだと、途端に後悔するシュラだが時すでに遅し。
「今日は弟子が来るんだろう」
「ああ」
「よくないと思うんだが、色々」
「そんなことは知らん。肝心なのはしたいか、したくないかだ」
この男は一度そうと決めたら曲げないのだ。
「さぁ、どっちだ。私はもちろんしたい派だ」
「……したい派でいい」
「よし、多数決の結果、したい派の勝ちだな」
「それ多数決って言わないぞ、多分」
その後、おそばとシュラをおいしくいただいたカミュなのでした。

☆終わり★


すごい粗末な話になった。新年から頭わいてるよ〜!
上げるけど、朝見て恥ずかしくなるだろうな。

次は青銅、十二宮に年始の挨拶に来る。です。
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