はやブレ
□満月
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「あ、あんた人間じゃないわ…」
どぅやったらあと半分もあるのを一瞬で終わらせられんのよ!
「あんたがさっき自分で言ってたじゃない、満月の夜はヒトを狂わせるって」
「それとこれとは次元が違うっていうか、狂うにも限度ってものがあるでしょ…」
ていうかちゃんと話聞いてたのね。
「んな事知らん。ていうか、もう疲れた。私は寝る。」
そう言っていつの間にか釘バットをしまっていた綾那はベッドに潜る寸前で、
「そういえば、あんたは正常のままなんだな。淫魔は満月の夜だと普通に戻るのか。」
ぅぐっ!それは、もうあたしはヒトでもないと…?
っていうか、
「あ、綾那!?それって…」
「う、うっさい!もう寝るぞ!寝る!」
耳まで真っ赤になっちゃって、まあせっかく綾那が誘ってくれてるんだからお言葉に甘えるとしますか!
END
→あとがき