銀色の侍

□第6話
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新八「はあ、はあ…」



…あれ? 僕はどうして…こんな所にいるんだっけ…



?「やるねえ…新八くん」


新八「…くッ!」



…あれ? 僕はどうして…彼と戦ってるんだっけ…



?「さあ、次で決めるよ」

グッ!


そう言って彼は木刀を構える…



銀時「新八ー! しっかりしやがれー!!」



銀さん? ああ、そうだった…

僕は…

この試合…

負けるわけには…


グッ!

新八「ここで負けるわけにはいかないんだー!!」


神楽「新八…」


…………

お互いに木刀を構えたまま、時間だけが過ぎていく…
観戦席から物音が聞こえなくなったが、僕は気にならなかった。

…いや、ただ確認ができないだけだった。何故なら、彼の鋭い眼差しがソレを許してくれないからだ。



そして…


ダッ!


?「はぁッ!」


新八「うおぉぉぉ!!」




パァン!!



大きな破裂音が辺りに響いた…
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