銀色ノ君
□はじまり
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ある村はずれにある池のほとりに少女が独りで座り込んでいた。
その少女の傍には、土がもり上がっている部分があり、その部分には「ルクト・レジーナ」と彫られた変な形の石が埋まっていた。
少女は、その石を無表情でじっと見つめ、うわ言のように「お兄ちゃん…」とつぶやいていた。
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