もらいもの
□甘いモノはいかが?
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「んっ・・・・」
1分くらいキスしたか・・・?
ま、それは長すぎか。
でもそれ位長い間オレはカエルに唇を奪われていた。
「・・・どうですー?」
ん・・・?口の中に違和感がある。
それを軽く舌で転がすと濃厚なミルクの味が口の中に広がった。
「まさかこれ・・・食いかけ?」
「当たりですー。」
「食いかけオレによこすなよ!!」
「でも美味しいでしょー?」
んー・・・確かに旨い。
「結構うまいじゃん。」
「ミーの味覚をなめないでくださいよー。」
でも、真面目にコレ旨いわ。
「・・・もう一個。」
「センパイってやっぱり甘党なんですねー。」
「るせーよ、ほら早く。」
「はいはい分かりましたよー。」
そしてまたカエルはポケットからチョコを取り出した。
けれど・・・それを自らの口の中に放り込み
舌の上に乗せた。
「とってくらはーい。(取って下さい)」
って何これ?
王子にキスさせる気まんまんじゃん。
でも・・・食べたい・・・。