木の葉の紅い狐
□プロローグ
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ある日
一つの小さな国が
一夜にして消え去った
木々も建物も
そこに暮らす人々も
何もかもが消え去った
薄れゆく意識の中で
垣間見るは黒き残像
天翔る漆黒の龍
胸に誓うは復讐と
胸に秘めたる贖罪と――
時は第三次忍界大戦
英雄となるべき伝説は
いつしか「裏切り者」となり
視線が声が突き刺さる
血濡れの仮面に隠された
心を誰が知るだろう
遺された者は何を思う
「裏切り者」は何を思う
伝説となるは
裏切り者の
紅い狐――
TO BE CONTINUED...