Novel

□Happy Birthday!!
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「…しんすけまつげ長ェな」

「ぅ〜ん…」


ごろりと寝返りを打ち、反対を向いてしまった晋助にムッとした十四郎は眉間に皺を寄せ、肩を無理矢理引いてまた自分の方へ向かせてみる。
顔が見えるようになり、また髪に触れた。


「ん…とーし、ろ?」


やっと目を覚ました晋助に十四郎はパッと顔を綻ばせ、頬を撫でてやる。




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