Novel

□来世の記憶
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今は共にいられなくとも

来世ではきっと…




『来世の記憶』




ーキーンコーン…


授業の始まりを告げるチャイムが鳴った。
普通なら教室にいるべき時間だ。普通ならな。

けれど俺は今屋上にいた。こんな晴れた日に教室で面白くもない授業なんて、聞く気になれねェよ。


ポケットから煙草を取り出し、口に銜える。ライターを出そうとポケット漁るが、何故か見つからない…


忘れてきたのか、と煙草は諦め、眠ろうかと寝ころんだところで、屋上の扉が開いた。




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