麒麟の間〜パロディ&チョウヘン〜

□Pretty Woman!〜Sweet heart or fianceeA〜
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「俺を…試すか
   のように……」


その言葉を言うリョーマの瞳は静かで……
何処か跡部と同じ様に迫力があった




   -コンコンッ…-




ハァ…今、珍しくオレが
腹ヘッタ…とか思わないで真面目になってんのに………ダレ?



「………ドーゾ」


こんな広い空間だ……
リョーマの部屋くらいならば自分でドアを開けるが…ココまで広ければ、流石にダルイ


今ダルイ…と言っているリョーマの足では扉に辿り着くまでに5分はかかってしまいそうだ



そのくらい……
跡部家は…広いのだ。


「失礼します〜♪」



…東京では余り見ない変なイントネーション……
妙に中学生なのに色気がある雰囲気……

なんか……何処かで見た覚えがある様な……?



「………ダレ?」

今先ほどまでの思考が追いつく……


俺の事を試していた
視線はコイツが……?


そんな事を考えていたら、思うが他に妙に整った顔が近くにあった……


「ウン…やっぱり、
近くで見てもべっぴんサンやなぁ〜vV
跡部が惚れるんも分かる気がするわ♪」


「Σなっ……!!////」

………べっぴん!?
冗談じゃない!!俺は……

俺は………


「俺は男ッッス!!
アンタ一体なんなの!?」


ジローにも言われた
可愛いの一言……
あれでも若干男の
プライドは傷つくというのに………

(でも…ジローは許す
悪気ナシだから)


…リョーマは後からハッ!!と気付いた…


この男がもし…
跡部財閥の関係者だったら……?


もしあの、跡部総一郎が送り込んで来たスパイだったら………?



…今までやってきた事全てが水の泡だ



「…ねぇ、質問に答えて…アンタ…ダレ?」






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