第2部
向けられた想いは、時に刃の様に傷を刔る
饗宴を飾る彼の歌声は、時重ねる度枯れて行く
己の価値に惑い、己が道に迷い、己が意義を失う
硝子の瞳から零れ堕ちた紅の涙は、大樹の守護者である証
記憶の果てに見た紅蓮の翼に彼は何を謳うのか?
『N’』超越する者.
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