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06/27(Mon) 23:26
硝子の太陽R
きむ

誉田哲也さんの小説、「硝子の太陽R」を読みました。やっぱり誉田さんの姫川シリーズは面白い。今回の話は誉田さんの代表作の姫川シリーズ、ジウサーガの合体作品です。とても豪華な内容でした。物語は、ある地下アイドルグループの中心メンバーが、母親、弟と共に惨殺される、祖師ヶ谷一家惨殺事件から始まる。成城署の相方と捜査をする姫川は現場となった長谷川家の付近に怪しげな人影を目撃する。その人物を特定しようとする中、新たな事件が。果たして、この凄惨な事件の真相とは、というストーリーです。やはり誉田作品の特徴である凄惨な殺人描写はありますが、それを差し引いても余りある内容でした。菊田さんも警部補に昇進して戻ってきましたし。部署は違うけど葉山さんとも絡むシーンもありますし。ガンテツも相変わらずいい味出してるし。まぁ、井岡さんの出番が少なかったのは残念ですが。しかし、事件解決後のラストにはあのもう一人の天敵が。次回作も楽しみです。さて、今作でも、時事的な内容も描かれています。それは反米基地問題、日米地位協定です。反米基地問題は「N」編でくわしく描かれるようですが。日米地位協定によって昭島事件は時効成立してしまいましたが、昭島署の赤尾課長の活躍で捜査資料と証拠が守られていたという展開には胸が熱くなりました。赤尾課長、格好よすぎです。まだ「N」編は読めていませんが、早く読みたくてウズウズしています。

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