BASARA

□逃がさないからね。
1ページ/2ページ



「はぁ…」

屋上に寝転がりながら、さっき起こった出来事を考えてみる。
考えれば考えるほど嫌になるけど、気になってしかたないんだよね。

…ついさっきの事だった。





(高城、どこ行ったんだろ)

廊下を歩きながら高城ちゃんの姿を探す。
高城ちゃんってゆーのは、最近俺様が気になってる女の子。
髪が長くて、たれ目の可愛い子。
でも、見掛けによらず気は強いんだよね。


『高城ちゃん…?』


すたすたと歩いていくと、高城ちゃんらしき後ろ姿が見えた。
その影はそのまま空き教室へと入っていく。


『……?』


不思議に思ってついて行ってみると、中から声が聞こえた。


『遅かったじゃねえか』


この声は、政宗…?


『ごめんってばー…』


次いで高城ちゃんの声が聞こえる。
なに、どういうこと?


『政宗だって遅れることあるくせに』

『I'm sorry』


ってことは、頻繁に会ってるってこと?
…なんか嫌だな。
バレないように中を覗いてみると、政宗が高城ちゃんの頭を撫でていた。
その光景に思わず言葉を失う。
ポカーンとしていると、政宗と目が合ってしまった。


『……(ニヤリ)』


………なに、あのムカつく笑い方。
勝ち誇ったような顔しちゃって。
イライラと怒りを露にしていると、あの馬鹿(政宗)がち高城ゃんに何か囁いたようだ。


『ま、政宗?!』


顔を真っ赤にする高城ちゃんに、あのアホ(政宗)が面白そうにに笑いかける。


『なーんか、ムカつく』


そのまま仲が良さそうに話す二人を見ていられず、その場を去ることにした。


次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ


©フォレストページ