BASARA
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「なんてことをしてくれたんだてめぇら…。
特に政宗。お前自分のしたこと分かってんのか?ぁあ゛?
復元できなかったらどうしてくれる!!」
「す、すみませ…」
「謝って済むなら警察はいらんわぁあ!!」
バンッと壁をぶっ叩く。
目の前には甲斐の若虎(幸村)とれっつぱーりー(政宗)が正座中。
え?何でこいつらがここにいるかって?
知らん!!
そんなことより今までのあたしの苦労が水の泡になったかと思うと怒りが収まらないんだよちくしょう。
「ah…、sorry…」
「も、申し訳ないで御座る…」
「はぁ…、もう良いよ、怒って悪かった」
前髪をかき上げて正座中の二人を見下ろす。
多分復元はできる。
出来なくても大体の話の流れは頭に入ってるから、今日徹夜すればなんとかなるだろ。
「あー…、また徹夜かよ…」
昨日も一昨日もほとんど寝てないってのに………って、待てよ…?
目の前で怯えながら正座をしている二人を改めて見下ろす。
「………………」
あたしはなんてことしてしまったんだ……!!
武将に向かって、しかもこんな凄い武将に向かって怒っちゃって…!!
斬られても仕方なかったぞ自分!!
「……今更だけど、あたしってば凄い事をしちゃった気がする…」
「「……?」」
未だにキョトンとしている二人に苦笑いを向ける。
「あー…、ええっと…、」
ようこそ我が家へ……?
(いきなりすんませんしたー!!!(土下座))
(!? な、頭を上げてくだされ!!)
(HAHAHAHA!! 面白ぇな、アンタ!!)