FAIRY TAIL Long:CROSS(Glay)

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「よくぞ来てくださった、魔導士の方々……ほがほが」

そこには全体に布を被った村人達がいた

「私はモカと言うものです…さっそくですがこれを見て頂きたい、皆の者布を取りなさい」

そう言うと村長も含め、後ろにいた村人も体に纏っていた布を取った

その姿は、体の一部が人間のものでないものになっていた

それは正しく悪魔のような。

「やはり……」

グレイの言葉に軽く頷いたが、
ナツは何故か村長の手では無く違う場所に目がいっている。

「驚かれましたかな?この島にいる者全て…犬や鳥まで例外なく、このような呪いにかかっております」

村長のモカさんのその言葉に反応し口を開いた

「申し訳ないけど何を根拠に"呪い"だと?流行り病だとかは思わなかったのですか?」

それに深く首を左右に振るモカさん

「何十人という医者に見てもらいましたが、このような病気はないとの事です」

「それに…こんな姿になってしまったのは"月の魔力"が関係しておるのです」

「月の魔力?」

「元々この島は古代からの月の光を蓄積し、島全体が月のように輝く美しい島でした」

「しかし何年か前に突然月の光が紫色に変わり始めたのです」

「紫!?そんな月見た事ねーぞ」

ナツの言葉に同意を示す。

「外から来た者は皆そう言うのです……ほが」

「だが…現にこの島の月は紫になった…、そして紫の月が現れてからワシ等の姿が変わり出した」

「月が出てきた!!」

ハッピーのその言葉に反応し、上を向くとそれはあった

そしてそれは正しく紫色の月だった。


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