キャラクター紹介
□きっかけは黒いうさぎでした
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ー前回のあらすじ!!ー
今日から高校に進学した俺を待っていたのは、個性的過ぎる同中の奴らだった。
その中の一人。
頭脳明晰で容姿端麗、更に巨乳の今の世界では見ないような(?)眼鏡をかけてない委員長こと、上谷ツバサのとある一言がきっかけで、俺達は鍋パーティをする事になった。
そんでまあ色々なんやかんやあってツバサの家に来た俺だったが………。
「…最後が急に適当になったわね」
「全カマキリ大興奮の第三巻、ついに発売ッ!!」
「って!!
最終的にあらすじですらないじゃないっ!!
あと全カマキリ興奮が恐過ぎるわっ!!」
…流石我等が誇るツッコミの隊長(今命名)だ。
俺は満足気な表情で、
「それで、なんでユウがいんだよ?」
と銀髪の幼馴染みを見た。
「……いや、それは…」
「…おいおい。
あからさまに気まずそうな反応だな」
「何があった?」と俺が聞くと、ユウは「…あれ」と、ある方向を指差した。
「………ふっふっふ」
「…ツ、ツバサ?」
そこに居たのは、なんでもないただのクラスメイトだった。
「…ふっふっふ。
…はっはっはっは」
しかし、明らかに様子がおかしい。
…そして、
「ふーはっはっはっはっ!!」
突然に笑い始めた。
「…よく来たな、小僧。
まずは褒めてやろう」
「…え?」
「しかし、お前の命もここまでだ。
…さあ!!
決闘<デュェル>を始めようじゃないかっ!!」
え?えぇぇえッ!?
なんだこの急展開はッ!?
「…ユウ、これはいったい?」
「…分からない?
これは、闇のデュエルよっ!!」
「そういうことじゃねぇーッッッ!!!
俺が聞きたいのは、どうしてツバサがこんな性格になってるかだよっ!!」
「…あれを見なさい」
スッとユウがツバサの胸元を指差す。
そこにはキラリと光る逆ピラミッドのオブジェがあった。
「…あれは…ッ!?」
「そう。
千年パ〇ルよッ!!」
「だから違ーーーーうッッ!!
世界感とかその他いろいろぶち壊しじゃねぇかッ!?」
「どっちかていうと、ぶち殺す方があたしは好きよ」
「そんな事は聞いてねぇだろーがッ!!」
「…闘う気がないのなら、その気を出さすまでだ」
自分がずっと無視されている事がカンに障ったのか、今までに聞いた事のないような低い声で、一枚のカードをズバッと『禁則事項です☆』から、引き抜いた。
「私のターン!!
バ〇ムートを攻撃表示で召喚!!」
「待てまてまてまてまてまてまてまてまてまてまてまてッ!!?
それは普通におかしいだろッ!!」
「…もしかしてアンタ、知らないの?」
「何ッ!?」
「昔は生贄なしで召喚出来たのよっ!!」
「いや、だからそっちじゃねぇーッッッ!!」
……………………。
その後、彼の行方を知る者はいなかった。