腐へのいざない

□君に触れたい
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気付けばあの日からアイツを目で追っていた。


俺は気付いていた。
アイツを好きだってことにけどアイツも俺も男同士。それにアイツは女が好きだし。
一緒に居たいとそばに居たいと思うけど見ているだけしか出来なくて苦しい。
だけど俺はちっぽけなプライドのせいで自分からは話し掛けられない。

早く話し掛けてこいよ…

そばに居たい。触れたい。触れて欲しい。話したい。俺のわがままはいつも胸にしまってあってでてこない
ああこんなにも近くにいるのに俺だけの物じゃないという現実を突き付けられるこの笑顔は俺だけの物じゃないと痛感する




「馬鹿犬」
「犬ってゆーな
楽しそうな会話俺以外の奴との会話。
痛い イタい いたい

聞きたくない

俺はその場から足早に去っていった。
エレベーターに乗り込んでボタンを押す。
ドアが閉まってからすぐに涙が溢れた。どうしてこんなにも苦しいのだろう。
息が詰まりそうだ。


でも俺は想いを伝えられない。








こんなにも好きなのに

伝えられない苦しさが涙となって落ちて行く。




それでも好きでいたい。





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