夢ノ国

□終らない夢
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「こんな所に扉なんてあったけ…?」
亜莉子は不思議そうに見つめる。
小さなドアノブを
指でつまみまわすと
小さな音を立てて開いた。
















「階段!!…階段があるわ。」
もしかしたらここから下に
降りられるかもしれない。


亜莉子の期待は膨らむ。







「でもこんな小さな扉…どうやってくぐるのよ…。」
扉の向こうには方腕が通るので精一杯の幅しかない。


亜莉子が悩んで居ると
背中に声がかかった。















−ジャムパンを食べれば
いいんだょ、アリス…−

















振り向くとそこには
にんまり口のチェシャ猫が
立っていた。



















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