マリオネット〜操り人形の恋〜
□第5.5話『バーベキュー』
1ページ/5ページ
「バーベキュー・・・ですか?」
私は鸚返しをしてしまった。
「ん・・・」
私は目を覚ました。
時計を見ると、6時30分。ヤバイ。(まつ先生の朝食に)遅刻する。
鉢巻き先輩とか伊達先輩とか、容赦無く食べるから、遅刻厳禁なんだよね。
一般の食堂より、まつ先生の方が美味しいし。
急いで制服に着替えて、鞄の中身をチェックする。・・・よし、忘れ物は無いっと。
髪を整えて、いざ、食堂に出陣!・・・と気合いを入れて、部屋のドアを開ければ、
「・・・」
「お早うございます」
開けた瞬間、豊臣先輩がドアの前からこんにちわ。
「お、お早うございます・・・」
「バーベキュー。行きませんか?」
「・・・はい?」
そして今に至る。
「はい。毎年、進級進学祝いを兼ねて、豊臣と前田で計画しているのです。当初は、我々だけの予定だったのですが、慶次さんが舞弥さんを誘った事により、伊達、片倉、長曽我部、毛利、・・・と、人数が増えて行きました。」
「は、はあ・・・」
「そこで、どうせなら異研全員で。と思い、かすがさんや上杉さんを誘っていたのですが、「かりんを一人に出来るか!」と断られてしまいました。そこで、」
ビシッ!と、豊臣先輩の指が私に向く。
「貴女が来て下されば、かすがさん達も来てくれると判断しました。・・・やっと・・・」
「?」
「やっと全員揃ったのですから、・・・」
「?」
.