短編小説
□素直じゃない
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ここは万事屋のリビング。
今日は家で一人ゆっくりすっか。金もねぇし…
ってことで俺はソファの上に仰向けになっている。
《ガララッ》
「ただいまヨ〜」
……うるせーのが来た
「銀ちゃん!」
「…………………」
何と無くスルーしてしまった…
「ねぇ銀ちゃんてば」
…おもしれぇから寝たフリすっか。
「…………………」
「ぎぃぃんちゃぁぁん」
「…………………」
―――――――――あれ?
諦めて行っちゃったか…
ちょっといじめ過ぎたか?
「………神楽ぁ?」
何やってんだ俺。
寝るはずじゃなかったのかよ…
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