短編小説
□銀ちゃんだけでいい
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「銀ちゃん何処行くネ」
「あ?何処でもいーだろ」
そう言われると気になるネ。
「女の所アルか」
100パーセントないだろうけど。
「どーだかねェ」
「………」
否定しないアルか
「何つーツラしてんだよ」
お前は何で笑ってるネ
「じゃ。夕方くらいにゃ帰るから風呂湧かしといてくれな」
《ガラララ》
「……神楽ちゃーん。銀さん何処行っ…」
「女の所アル」
「は?」
「…あんな天パにも寄って来る物好きが居るものアルな」
どうでもよさそうに言ったつもりだったのに。新八に本心を見抜かれてしまったみたい。
「大丈夫だよ。神楽ちゃん」
何が大丈夫なんだヨ。
その笑顔は何を言いたいアルか。
「ゆ…夕方には戻る的なこと言ってたアル。」
「そっか………………神楽ちゃん買い出し行こうか?丁度冷蔵庫空になってるし。夕方までに帰って来よう」
「……ウン」
いつもは買い出しなんて連れてってくれないのに(私がいっぱいカゴに入れちゃうからだと予想)
へんなの…