Novel 1
□おにいちゃんといっしょ
3ページ/4ページ
「ねぇ、おにいちゃん」
「んー、なんだい?」
「おにいちゃんは、こいびとっているの?」
思わず顔の筋肉が固まりついた
冷汗が背中を伝っていく
「恋人?」
「うん、こいびとぉ」
いつもだったら、まだ上手く発音できなくてかわいいなぁとか思っているはずなのに・・・・
「恋人は・・・・・いないよ」
「へー、あのねレインがねおにいちゃんの、こいびとになりたいんだって」
レイン・・・・
ああ、あの青髪の女の子か
いったいどんなところでそんな知識を取り入れてくるのだろうか・・・
.