Novel 1
□ココロノ世界
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「一番お前に惹かれた理由は、いつも笑顔なところだ」
「笑顔?」
「俺とは違う。すべての人間に笑顔を振りまけるところだ」
「・・・」
「だから、俺はお前のことを好きになった」
「もしかして、あたしがシェイドのこと嫌いって言ったら?」
「そんなときは無理やりでもお前を俺に振り向かせてやるよ」
ファインの目に困惑の色が見えた
「あたしはまだ、シェイドの言っている意味が分からない」
「ああ」
「もしかしたら、レインたちを思う好きなのかもしれない。」
「・・・」
「それともシェイドの言っている好きなのかもしれない」
「ああ・・・」
「でもね、これは確実にいえることだよ
あたしはシェイドのことが好き」
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