Novel 1
□ココロノ世界
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「お前に会う前は、すべてを背負っていた。」
「うん」
「ふしぎ星のこと月の国のこと城のこと・・・いつのまにか俺は世界を楽しんで生きるということを忘れてしまった」
「うん」
「そんなときお前に会って俺の世界に色が塗られっていった」
「なんで?あたしは何にもしてないよ」
「お前の存在が俺を変えてくれた。
お前が教えてくれた。太陽がまぶしいこと。風が気持ちいいこと。
すべてお前から教えてもらった」
「あたしはシェイドに何もしていない・・・ただ邪魔して迷惑かけて・・・」
ファインの世界のドアを閉じかける。その前に俺の居場所を作らないとお前は独りになって壊れてしまう
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