Novel 2
□宝物はなんだろう B
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授業が終わった後ファインはブライトのクラスに走っていった。
最初は、ブライトが自分のせいだといってファインに誤っていたが
ファインは、言葉を巧みに使ってブライトを丸め込めていた。
「ねぇ、ブライト様〜!あっちの道からいきましょ〜!!」
ファインはわざと先輩たちのいる廊下を歩いた。
先輩たちの嫉妬心が俺にまで伝わってきた。
「ねぇ、ブライト様!!今度2人だけで遊びに行きましょ!!」
ファインは俺がいることをまったく無視して、
ブライトと遊び日に行く約束していた。
「みて、あの子・・・またブライト様と一緒にいるわ。」
「それに、シェイド様まで一緒にいるわ。」
先輩たちの小声が耳に入る。
ブライトはファインの話に夢中になって聞こえていないらしい。
「あ、ブライト様!!スミマセン!!私、教室に忘れ物しちゃって!!ちょっと、取りに行って来ます!!」
ファインがわざと先輩たちに聞こえるような声でしゃべった。
「じゃあ、下駄箱のあたりでシェイドと待ってるね。」
ブライドは軽く手を振ってファインと別れた。
ファインは、反対方向を向いて走って階段を駆け上がっていた。
「悪いブライト、ハーブの手入れがあるんで俺はこれで・・・」
「そうか。分かったよシェイドまた明日」
俺はブライトと別れた。ここまではファインの計画どうりだった。
あとは、レインを襲った先輩たちがファインを追ったら・・・