Novel 1

□恋
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ファインとシェイドが付き合い始めた





もともと二人は誰から見ても両思いだった









だから、僕もレインも何もいえなかった









あんなファインの幸せそうな顔を崩したくなかったから











「あのね、このあいだシェイドがね・・・」













僕のそばにいるファインよりシェイドのそばにいるファインのほうが幸せそうだ











「あっ、シェイドだ。ごめんね二人ともまたあとで!」













走り去っていくファインに何もできない惨めな僕





嘘の笑顔でしか二人を見ていられない











「ブライト様今日はランチ、外で食べませんか?」









ふわっと笑いかけてくれるレインに僕も笑顔で返す





足音が重なり、廊下を歩いていく








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