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□嫌い
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アイツの
陽だまりのように温かい手のひらが嫌い
細くて透き通ったような赤い髪が嫌い
触ったら壊れてしまいそうなところが嫌い
いつも笑顔の癖になにか抱え込んでいるところが嫌い
誰にでも優しいところが嫌い
純真無垢としかいえないあの瞳が嫌い
でも、アイツが泣いていたら胸の奥が痛くなる
苦しくなる、息ができなくなる
なんと言えばいいか分からなくなる
今までこんなことは無かった
俺にこんな感情を植え付けたアイツが嫌い
きらい。きらい。きらい。きらい。きらい。きらい。きらい。きらい。きらい。きらい。きらい。きらい。きらい。きらい。きらい。きらい。きらい。きらい。きらい。きらい。きらい。きらい。きらい。
でも、気になる
あいつのことが気になる自分が嫌い
すき、すき、すき。
・・・あいしてる
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