世界が終わるまできみがしあわせでありますように

□欠片をひろいました
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4月後半の天気は寒くなく、ぽかぽかとお日様とさわやかな風が流れる。












そんな日に屋上で昼食を食べるのにはもってこいの日だった




















立ち入り禁止の看板を乗り越え、ある程度掃除された階段をあがり重いドアをひらくとそこは別世界が広がっている



















この場所を紹介してくれたブライト様に感謝しながら、イチゴミルクのパックにストローを差し込む



















綺麗だった桜の木は緑色に覆われ、風に揺られる葉っぱに思わずレインは目を細めた
































「レイン!」





























聞きなれたソプラノの声。
















後ろを振り向くと艶のある綺麗な赤髪と今日の天気のようなあったかい笑顔が近づいてきていた




















太陽に反射して輝く髪にまたレインは目を細めた































「ファイン!今日はずいぶん遅かったわね。どうしたの?」































「いやぁ・・・まぁ、いろいろあって」



























   
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