世界が終わるまできみがしあわせでありますように

□僕らの歌姫
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額の汗を拭い、持っていたペットボトルに口をつけた









身体に溜まっていた熱が吸い取られていく。パイプ椅子に腰をかけると古びた音が鳴った















「お疲れ」















さわやかに笑いながらブライトは言った






短く返事するとブライトも俺の隣にあったパイプ椅子に座り汗をタオルで拭いてた















「僕にも水、もらえるかい」









「ほら」















近くのテーブルに数十本置いてあるペットボトルを1本を掴み、ブライトに向ける







ありがと、そういってブライトは受け取った。













もう一度ペットボトルを口をつけ飲み干し、椅子から立ち上がる





























ふいに、透き通るような歌声が響いた











自然に目を惹かれ顔を上げると、そこにはあどけない少女がいた







聞き慣れたはずの声は、いつも俺の心を惹きつかせる
















息継ぎすたびに汗で濡れている赤い髪が揺れた















    
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