A

□君が笑顔になる方法
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緑がいっぱいの庭で金色の髪をした少年と赤色の髪で顔の右側に炎のような生まれた頃からの入れ墨がある少年はいつも遊んでいる。
空がオレンジ色になったら2人は手を繋いで一緒に帰る。
金色の子が無茶をすると2人は泥まみれになりながら帰る。


2人はいつも笑っていた。
でも赤色の子は他の人がいたりすると滅多に笑わなかった。
金色の子はそれを少し寂しいような、でも嬉しく感じていた。
―――あれでも、昔よりは笑うようになったのだから…と。



「プリーモ…これ、この前の案件の事書かれた書類だ」
「あぁ…ありがとな。ゆっくり休んでくれ」
「サンキュ」

足元が少しふらつきそうになっているが近くの自分の部屋まであと少しだ…。
Gはあと少し、と思い足を踏ん張る。
そんなGの様子を見てジョットは少しだけ険しい顔になった。
そのまま部屋を出ていったGの傍に行き手をかしてやりたがったが今は仕事中…そんなことをやったら怒らせ、逆にもっと疲れさせてしまうと思い飛びだしたい気持ちを押さえた。
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