Short story
□彼と彼女の恋バトル
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「いや〜!」
あっさり捕まってしまった桃お嬢様。
「いやって何だよ…」
ご傷心な冬獅郎様。
とりあえず今はレストランに向かう車の中。
しかし、2人はあまり仲がよろしくないご様子。
冬獅郎様は政略結婚であっても
桃お嬢様に一目惚れしてしまったのでよろしいのですが、
桃お嬢様の方は冬獅郎様が、
お気に召さないようです。
少しの沈黙の後、桃お嬢様が口を開きました。
「私、政略結婚なんていや…
普通に恋して、大好きな人と一緒になりたい。」