Short story
□いちばん
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オレと桃が小学生のときー
「もも!もしおれがつぎのかけっこで、
いちばんとったらももはおれのおよめさんだからなっ!」
「ほんとっ!?がんばってね☆
しろちゃんっ!!」
―そしてオレはもちろん『いちばん』を取った。
今考えたら『いちばん』を取ろうが取るまいが、
関係ねぇんじゃねーかと思うけどな。
「桃…」
「なぁに〜?シロちゃん」
「オレ『いちばん』取ってくるからな!」
「うんっ!」
桃は笑顔で頷いてくれた。
そしてオレはもちろんまた『いちばん』を取ったのであった。
「はいっ!
日番谷くんお疲れ様。
あと…ありがとうっ!」
桃がペットボトルを渡しながら言ってくれた…
―体育大会の順位も1番を取れてみんなが嬉しそうにしてた。
でもオレが1番嬉しいのは桃と
『これからもずっと一緒にいる約束』ができたことだな…。
→おまけ