企画部屋!
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「はぁ、はぁ、……え!!?」
必死で追いかけてたどり着いた場所は、なんと応接室の前だった。
応接室の扉が開く。
扉の向こうには迷惑そうな雲雀の姿があった。
心配していたことが現実になった、と綱吉の顔が青くなったその時。
ランボが扉の前にいたリボーンに向かって、
十年バズーカを投げたのだった。
リボーンが避けたため、必然的に扉を開けた雲雀へ十年バズーカが向かうこととなる。
「……!?」
「雲雀君!!!」
第三者の声が聞こえた数秒後、廊下に十年バズーカ独特の爆発音が響いた。
「けほっ、雲雀さん!!骸!!」
第三者の声は骸のものだった。
辺りは煙に包まれてよく見えないため、綱吉は目を凝らした。
「大丈夫ですか?雲雀君」
「まぁね」
あぁ、無事に十年後と入れ替わったのかと綱吉がホッとしたのも…つかの間のことだった。
絶句する綱吉の横で、リボーンだけがおもしろそうに笑っていた。