月下の記憶
□月下の記憶 第六夜
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「・・・・・・」
「・・・・・・」
こんにちは。
ご機嫌いかがですか?
皆さんご存知でしょうが、六道骸です。
僕がいかにも出て行けというオーラを出しているのに、
それを気にしない、目の前に座っているこの男・・・雲雀恭弥。
人の家の扉を壊したというのに・・・
なぜそんなにも平然として座っていられるんでしょう?
リボーン並みの神経の図太さですね・・・
「今、失礼なこと思わなかった?」
「・・・いいえ。
それより、なぜ・・・君が僕の家で暮らさなくてはならないんです?」
「だめかい?」
「いけないに決まっているで・・・」
ヒュッ。
「・・・・・・雲雀、君?」
「なに?」
「この、物騒な物は何でしょう?」