Cherry * life

□Starting * life
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入学式の次の日。


周りのクラスメイト達は

もう打ち解けたのか、

楽しそうに話している。


机に頬杖をついてそれを眺めていた雲雀は、

不意に声をかけられた。


「ねぇ、君…一人?」


ぱ、と顔を上げるとニコニコと笑みを

浮かべた男子が目の前に立っていた。


「そうだけど…」


「よかったー!!

 仲がいい子とクラスが離れちゃって

 寂しかったんだよね…!!

 一緒に体育館に行かない?」


「…うん」


ペラペラと会話を続ける目の前の男子に

感心しながら、雲雀はそう答えた。


「そうそう、僕のことは白蘭って

 呼んでね!!」


「…僕は雲雀恭弥…」


「じゃあ雲雀チャンで!」


「…雲雀チャン!?」


白蘭は楽しそうに笑った。


「君と話していると楽しいや」


「う、うん…?(そうか…?)」


           
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