☆Request
□一番欲しいもの、
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戦場に響くかわいた銃の音。
次いで、ドサリと何かが倒れる音。
真っ青な君を、僕は抱きしめることしか
出来なかった。
『骸、雲雀が目覚めたぞ。ただ――』
「!!
ありがとうございます、アルコバレーノ。
すぐにそちらに――!!」
すばやく携帯電話を切り、
骸はイタリアの自宅から雲雀が入院する
病院へと向かった。
「チッ、切りやがって。
…どうなっても知らねーぞ。」
雲雀の病室の扉にもたれながら、
リボーンは深いため息をついた。
病院へついた骸は、
ノックもせずに雲雀の病室のドアを開けた。
「恭弥!!」
骸のほうを向き、驚いた顔をする雲雀。
勢いよく扉が開いたことに驚いたのか、
珍しく焦った顔をした自分の顔を見て
驚いたのか。
そんな骸の考えは、雲雀の一言で
打ち砕かれた。