銀色

□夢の終わり
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昔から何があっても気持ちが動くゆうことはなかったし、こんな穏やかな暮らしは初めてやった。


感情言うもんが自分にあるて知らんかったし、意外で、そやけど不快やなかった。


少しずつ心を緩まして来たこの子のはにかむような笑顔が見とうて、いろんな事覚えてきては教えたったもんや。かわえかったなあ。


でもな、いかんかったんや。ボクみたいなものが望むもんとは違うたんや。

思い知る事んなる。



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