空色

□痺れる
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貴方の細い長い指が私の首に絡む。
後ろから廻された指先

ホンの少し息が出来るだけで。

貴方は激しく私を貫いて、私は喘ぐ事も赦されず、
白んでいく頭。
指先から痺れてゆく。

躯の奥底に鈍く
徐々に強くなる甘い痛み

助けを乞う。

貴方は一瞬体を止めて

クスクス嘲って

一際強く私を突き

私は意識を手放した。




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