なんやかんや移動物

□炎と氷
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とある森の中で目を覚ましたのは、燃えさかる炎の様な髪をした少年だった。

「何のことだか話からねーけど、要は勝てば良いんだな?はっ簡単じゃねぇか。」

いつものボールは無いが、「アトミックフレアッ!!」と叫び少年がボールを蹴るような、そぶりを見せると、たちまち木や草に火がつき燃え上がるのであった。
木の周りに生えるツタから、どんどん周りの竹に燃え移り、ほんの数分で竹林は炎の渦に飲み込まれた。

ぱちぱちと燃え広がる炎に、
「おー良く燃える燃える。」
そう言って少年は満足そうにリュックを持ち、森の奥へ進んでいった。


途中、自分で起こした炎に咳き込む姿があった。
少年は自分の体力が消耗していることには気づかなかったのだ。

土門飛鳥が目覚め、そして最初に見たものは真っ赤な炎だった。
激しい煙に咳き込み、倒れ込むのであった。



【3-A 森・二日目 黎明】
【南雲晴矢】
[状態]疲労(自覚なし)
[装備]なし
[道具]支給品一式、正体不明アイテム×(2〜3)
[思考・状況]勝つ!

※3-Aの一部が火事になりました。




眠るのに暑すぎて目が覚めてしまった。
暑くて暑くて、汗が止まらない。
さて、この火をどうした物か。
今からあわてて水を掛けてもこの火は消えないであろう。考えている間にどんどん火が強くなってくる。

頭を少し掻き、そこら辺にあったかばんをつかみ、蹴り上げ、叫んだ。

「ノーザンインパクトッ!」

一瞬で景色は赤から氷の冷たい灰色に変わり、気温はぐっと下がったのである。

「ふふっ凍てつく闇の冷たさがわかったかい?」

ひとりで、そうつぶやき少年はまた眠ってしまった。



森の中には、炎の激しい煙に巻かれ、さらに飛んできたリュックが直撃して凍りづけになった土門がいた。





【3-A 森・二日目 黎明】
【涼野風介】
[状態]疲労
[装備]なし
[道具]なし
[思考・状況]眠い

※3-Aの一部が氷づけになりました。

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