Text

□好きか…?
2ページ/4ページ







「そんながっつかなくてもケーキは逃げねーよ。」

「だってこれ美味いいよ?土方も食べなよ!」

「甘いもんは苦手なんだよ。」


土方は煙草を吸い始める。その姿にまたドキッとしながらケーキを食べる。


「おい」

「んっ?」


ペロッ


呼ばれた俺は振り返れば土方に口の周りを舐められた。


「な…何してんだよっ!」

「なにってクリームが付いてたからとってあげたんじゃねーか。……やっぱ甘いなこれ。」

「だったら普通に言えよっ!」


俺は恥ずかしくなり大声で叫ぶ。


「いーじゃねーか別に。」


さらっと言う顔はやはり男前な訳で俺は何も言えなくなる。



すっかり土産のケーキも食べ終わり満足した俺は眠くなりうとうとし始めていた。


「おい」

「ん〜?」


チュ


本日2回目。
しかも今度は口に。


「なんなんだよっ!急に!!」

「別にしたくなっただけだ。」

「なんなんですかっ!したくなったらするってっ!お前は変態ですか!?」


勢い任せに叫ぶ。
顔はきっと真っ赤だろう。





.
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ