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□この感情は…?
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「あ〜〜。きっつ…長距離なんて自分を追い込めるためのものじゃん。…俺ドSだからまぢ無理…もぉ歩きたい。」


晴れた日の5時間目。お昼ご飯を食べていい感じにうとうとしてしまうこの時間。銀時達のクラスの体育の授業は長距離だった。


「さっきから、ぐちぐちうるせーな。しゃべりながら走ってるから疲れるんだよ。」


銀時に対し余裕な顔をして走るのはクラスメイトの土方十四郎。剣道部の副部長であり部活で走っているため授業の長距離は余裕であった。


「お前こそうるせーよ。こちとらお前と違って帰宅部なの!…家に帰ったらグダグダ寝てるだけなの!急に走れって言われたって無理なの!!」

「いや、お前がうるさい。まだ後3qは残ってんだぞ。そんなに喚いていたら後半持たないぞ。」


銀時は大きな声を出したため、息が上がり、口を空け呼吸をして、苦しそうに横腹を押さえながら走る銀時に土方は目を逸らす。


いつもは白い肌が熱で顔が赤くなっている。短パンから伸びる白い生足。


土方はそんな銀時の姿に見惚れていた。


…いやいや、こいつはただの同級生で男だろ?何で俺こいつのことこんなに見てしまうんだ??ってかこいつ……エロいっ!


そんな感情が自分の中に生まれ自己嫌悪に陥る。これ以上銀時といるとおかしくなると判断した土方はペースをあげた。


「ちょっ…!…何で速くなってんの!?待ってよ!」


銀時に腕を捕まれた土方はドキッっとした。
その捕まれた手の温度は熱く少し汗ばんでいた。





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