Text
□好きか…?
1ページ/4ページ
今日は土方君とのデートの日。
ついこの間、あの土方から告白された。
「…好きだ。」
「…俺も土方の事好きだよ?」
その日から俺達は晴れて恋人になった。
しかし仕事人間の土方にとって休みはなかなかとれない。
いつも仕事の合間に会うくらいしか出来ない訳で、つまり今日のデートは嬉しい訳なのだ。
ピンポーン
「おっ!来たな。…流石だな時間通りに来たよ。」
「はいはーい。」
玄関を開けるといつもの隊服ではなく黒の着流しを来ていた。
その姿に少しドキッとした俺は相当駄目なのかも知れない。
「よぉ、邪魔するぜ。」
「おぉ…入れよ。」
「あっ、これ土産だ。」
と、渡された土産はケーキだった。しかも、最近有名の高級ケーキ屋の。
「まぢでか!ありがとう土方っ!!」
俺は嬉しくて小走りで居間に行きケーキを置いて食べ始めた。
「………うっまーいっ!!」
「ふっ、なら良かった。」
土方もいつもの瞳孔開きっぱなしの目ではなく優しい目で俺を見る。
.