小説

□クリスマス
2ページ/11ページ



「……プレゼント、か…」

紫苑は帰り道を歩きながら呟いた

「……どうしようか…」

すると

「おぉーい!!!紫苑さぁーん!!!」

紫苑は呼ばれて振り返ると、律と澪が走り寄ってきた
「今帰り!?」

「あぁ、君達も?」

「はい、私達もです」

澪と律はそれぞれ紫苑の両側に立って歩き出した

「紫苑さんはプレゼント、どうするんだ?」

「さぁ……どうしようかな…」

すると律が紫苑の背中を通して澪に呼び掛ける

(澪!!今だ!!聞けっ!!!)

(う……うん……!!)

澪は意を決したように紫苑に顔を向け

「あ…あのっ!紫苑さん!!」

「うん?何、澪?」

「まだ、プレゼント決まってないんなら……私達と一緒に買いに行きませんか……?//////」

「(言ったああぁっ!!!!)」

顔を赤らめて必死に言葉を紡いで言った澪を尻目に、律は心の中でガッツポーズを決めていた

「そうだね、そうしようか」

紫苑も澪に微笑み快く了承した

「じゃあ早速開に行かねぇとなっ!!!」

律が提案して、三人は軽音部がよく行く商店街へと向かうことにした







次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ